【読売新聞】吾子の 為 ( ため ) にかさねし石を洞の奥にのこしては来つ 背 ( うしろ ) 寂しも――――木下利玄（歌集「紅玉」１９１９年） 　島根県北東部、日本海沿いに位置する旧島根町は、２０年前に松江市と合併したが、今も「海 ...

【読売新聞】　そのとき、庭のほうから「お邪魔いたします」と呼ぶ声がした。 　「いけねぇ。もうそんな 刻 ( とき ) か。お前の駄話で刻を食ったよ」 惣十郎は佐吉に恨みがましい目を向けてから、慌てて膳のものをかき込み、それを汁物で流 ...

【読売新聞】　全国高校野球地方大会は１２日、沖縄大会は準決勝が行われ、ともに今春の選抜に出場した沖縄尚学とエナジックスポーツが決勝進出を決めた。２大会連続の夏の甲子園出場を目指す有田工（佐賀）が８強入り。昨夏代表の大阪桐蔭（大阪）は ...

【読売新聞】　全国高校野球地方大会は１２日、沖縄大会は準決勝が行われ、ともに今春の選抜に出場した沖縄尚学とエナジックスポーツが決勝進出を決めた。２大会連続の夏の甲子園出場を目指す有田工（佐賀）が８強入り。昨夏代表の大阪桐蔭（大阪）は ...

【読売新聞】　第１０７回全国高校野球選手権岩手県大会は１２日、きたぎんボールパーク（盛岡市）と花巻球場（花巻市）で１回戦５試合が行われた。 ◇ 大船渡１１－１一関高専（５回コールド） 「初回を無失点で抑えて試合を作ろう」。そう誓って ...

【読売新聞】合区制度の導入以降、参院選徳島・高知選挙区で実施された４回の選挙（２０２３年補選含む）から、投票率の課題が浮き彫りになっている。 「投票率が顕著に低下して、決して望ましい形になっていない」。６月６日、高知県の浜田省司知事 ...

【読売新聞】　天皇に対する講義である御進講のうち、海軍上層部が太平洋戦争前、昭和天皇に行っていた軍事学の講義記録「御進講控」が見つかった。軍事学の御進講が行われていたことは、宮内庁が 編纂 （ へんさん ） した「昭和天皇実録」によ ...

【読売新聞】　２０日投開票の参院選で、県選挙管理委員会は人工知能（ＡＩ）で制作したオリジナルソングを活用し、若年層に投票の呼びかけを行っている。県内の若者の投票率が全国平均より３～７ポイント低いことから、「選挙の難しいイメージを変え ...

【読売新聞】　焼け崩れた家々に、燃えた木々が残る山肌。岩手県大船渡市の消防団員、袖野雄さん（４６）は焼け跡を見つめ、「また自宅を失うとは……」と肩を落とした。 山火事が起きたのは２月２６日。一報を受け、勤務先から現場に急行し、住宅に ...

【読売新聞】　人びとの意識を反映し変わる家族のあり方。先の通常国会で焦点となった政治的課題が、選択的夫婦別姓制度導入の是非だ。立憲民主、日本維新の会、国民民主の各党がそれぞれ法案を出し衆院で２８年ぶりに審議入りしたが、決着は秋の臨時 ...

【読売新聞】終戦から８０年を迎えるのを前に、秋田市の土崎みなと歴史伝承館で１２日、長崎の原爆被爆者による講話会が行われた。 講話したのは、長崎平和推進協会の橋本富太郎さん（８１）。橋本さんは１歳１１か月の時、爆心地から約４キロ離れた ...

【読売新聞】　埼玉りそな銀行大宮支店（さいたま市大宮区）で６月中旬、法人向け融資に関する会議が開かれていた。熱心に聞いていたのは「支店長見習い」の村田亜希子さん（４７）。支店長の仕事は融資の最終決裁や行員の指導統括など多岐にわたる。